連覇
なぜ、佼成学園高校弱小アメフト部が日本一になれたのか
クリスマスボウル3連覇。公式戦52連勝。弱小アメフト部を変えた独自の指導法とチームの軌跡を描く、スポーツノンフィクション。
著者 | 相沢 光一 著 |
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ジャンル | 仏教・宗教書/一般書 > 一般書 |
出版年月日 | 2020/09/30 |
ISBN | 9784333028313 |
判型・ページ数 | 4-6・224ページ |
定価 | 1,650円(税込) |
2016年にクリスマスボウルへ初出場・初優勝を果たして以来、3年連続日本一の座を勝ち取り、4連覇を賭けた昨年末まで公式戦52連勝の記録を打ち立てるなど、近年は破竹の勢いを見せている。
【編集者コメント】
スポーツは勝負の世界ですが、小林孝至監督は、「勝負事にこだわれ。でも、ほんとうの学びは勝利の先にある」「フットボールが上手くても、社会では通用しない」と常々生徒に語っています。
勝利至上主義に陥り、パワハラや厳しい上下関係を生むスポーツチームや部活動がまだまだ存在する昨今、人間教育を図りながら負けなしのチームを作り上げたロータスの姿は、あらゆるスポーツチームのモデルになる内容だと思います。
◇序章 日本一を決する「クリスマスボウル」の舞台裏
・敗戦によって見えた「ロータス」というチームらしさ
・「日本一になって当たり前」のプレッシャー
・人間としていかに成長できるか
◇第1章 アメリカンフットボールという競技
・勝てるアメリカンフットボール部をつくる難しさ
・アマチュアレベルならアメリカとも対等に戦える日本の実力
・選手の数がものをいうアメリカンフットボールの競技性
・求められる身体能力と知性
◇第二章 チームを変えた数々の縁
・逸材が揃った黄金期と小林孝至の入部
・一流選手のプレーを見て目覚めた部員たち
・選手業と監督業の二足のわらじ
・引き止められなかった退部者への後悔
・改めて見直した「アメフトを楽しむ」という姿勢
・探究心を掻き立てて面白みを覚えさせる
・下級生への大胆な実践主義
・教え、教えられる相互関係を文化に
・“制約”が効率的な練習のヒントに
・好循環の波が押し上げたチーム力
・競争意識も持たせる合理的な厳しさ
◇第三章 弱小チームを常勝軍団に変えたもの
・勝ちきれないチームを変えた「連覇」というキーワード
・理に適ったリーダー育成システム
・幹部交代も許される「透明性」の高い組織運営法
・周囲に応援されるチームづくり
・体づくりは母親とプロに任せる
・筋力トレーニングが不要な体幹強化法
・ITを駆使したインテリジェンス向上策
◇終章 勝敗を超えて大事になもの
・敗戦の将に見えたもの
・ロータスのチーム名に込められた思い
・トップレベルまで最短距離で導く手法が生まれたバックボーン
・「ティーチング」と「コーチング」
・チームの指導者である前に教師である
・勝っても負けてもチームは止まらない
・社会で通用する人間になれ
◇特別座談会 アメリカンフットボールが与えてくれたもの
おわりに「スポーツは人を創る」